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新着情報

2015年10月30日

2015年09月 Allie新着略語

2015年9月のAllieデータベース更新における新着略語をお届します.


9月の更新では以下の 36 の新着略語(出現頻度2以上)が見つかりました.

  1. SLD: soins de longue duree 3件
  2. 2hPG: 2-hour plasma glucose after a 75 g oral glucose load 2件
  3. 3-AG: 3-aminoglutarate 2件
  4. ACHOO: Attitudes of Consumers Toward Health, Cough, and Cold 2件
  5. AIBA: Association Internationale de Boxe Amateur 2件
  6. ATs: adjuvant therapies 2件
  7. AUTO: authograft group 2件
  8. BBCC: brief behaviour change counselling 2件
  9. CMT: Catheter manipulation time 2件
  10. DSP: dual substituent parameter 2件
  11. EINP: engineered inorganic nanoparticles 2件
  12. FFP: fragility fractures of the pelvis 2件
  13. FL2: fidgetin-like 2 2件
  14. Glp: l-alpha-glycerophosphate 2件
  15. HCUPnet: Healthcare Cost and Utilization Project Net 2件
  16. L-NAT: N-acetyl-l-tryptophan 2件
  17. LRRC59: leucine-rich repeat-containing protein 59 2件
  18. MDFT: molecular density functional theory 2件
  19. NCL: NC length 2件
  20. NNMs: nonlinear normal modes 2件
  21. NPRAA: National Pregnancy Registry for Atypical Antipsychotics 2件
  22. OOPHE: out-of-pocket-health-expenditure 2件
  23. OPQ: Office of Pharmaceutical Quality 2件
  24. OUP: optimal utilization proportion 2件
  25. PBP: palatal bone plate 2件
  26. PDL1: programmed cell death 1 ligand 1 2件
  27. PDMs: Plant-derived molecules 2件
  28. PI-CME: Performance Improvement Continuing Medical Education 2件
  29. pN-CNDs: polymer-coated nitrogen-doped carbon nanodots 2件
  30. PPs: polaron pairs 2件
  31. PSITE: Plastic Surgery In-Service Training Exam 2件
  32. RT-q-PCR: reverse transcription-quantitative polymerase chain reaction 2件
  33. SCMs: Single-Case Methods 2件
  34. SCs: stem-like cells 2件
  35. SEFs: spatial encoding functions 2件
  36. XDR: extensively-drug resistant strains 2件

 

 今回は4番目のACHOOについて紹介します.これは,Attitudes of Consumers Toward Health, Cough, and Coldの略で,米国で行われた風邪の実態調査に関する論文がCurrent medical research and opinion誌に掲載されたことによる,新しい略語です.
 Blaiss, M. S., et al (2015) では,2012年に米国の成人3,333人を対象に行った,風邪に対する実態調査(風邪の症状,日常生活への影響,治療方法,風邪に対する知識など)の結果を報告しています.過去1年間において,84.6%が少なくとも1回は風邪をひいたそうで,風邪の初期症状としては,「喉の痛み」が39.2%,「鼻が詰まる」が9.8%,「鼻水が出る」が9.2%でした.その後の風邪の症状として最も多いのは「咳」(73.1%)で,風邪の初期症状から1〜5日後に現れ,35.2%が「6日以上咳が続いた」と回答しました.OTC医薬品(薬局・ドラッグストアなどで販売されている処方箋を必要としない医薬品)の使用に関して,42.6%が「症状が非常に厄介になるまで」使用せず,20.2%が「複数の症状を経験するまで」使用しないと回答しました.また,75%はOTC医薬品の選択について,臨床医からアドバイスを受けたことがないことがわかりました.
 日本でも,OTC医薬品を扱う製薬企業が,風邪に対する実態調査を行っています.以下は,各調査毎に,会社名,調査内容,調査対象,調査結果(一部抜粋)を表にまとめたものです.

会社 グラクソ・スミスクライン株式会社
調査 風邪に関する実態調査
対象 全国の20~39歳の男女208人のビジネスパーソン
結果 風邪はどこでうつる事が多いと思いますか?(複数回答あり),という質問に対し75%が職場,50%が交通機関であると回答.風邪により仕事がはかどらないことによる生産性の損失は,風邪1回あたり約44,270円だと考えられている.また,7割が風邪を理由に休みづらいと回答.

 

会社 ライオン株式会社
調査 現代人の風邪との付き合い方に関する実態調査
対象 全国の20〜50代の男女1,000人のビジネスパーソン
結果 風邪により仕事がはかどらないことによる生産性の損失は,風邪1回あたり約21,720円だと考えられている.また,64.1%が風邪を理由に休めないと回答し,会社を休むために許される発熱の程度は平均で37度9分という結果になった.

 

会社 小林製薬株式会社
調査 のどの乾燥・風邪に対する実態調査
対象 全国の20〜50代の男女316人
結果 風邪の初期症状として「喉の痛み」が73.7%と最も多く,「鼻水が出る」が57.6%,「鼻が詰まる」が43.0%,「体がだるい」が42.7%,「寒気がする」が39.9%と続く.風邪の初期症状への対処策では,56.0%が「風邪薬」,45.3%が「睡眠」,41.8%が「うがい」と回答.

 

会社 ユニ・チャーム株式会社
調査 風邪に関する実態調査
対象 全国の20~50代の300人のビジネスパーソン
結果 風邪では仕事を「なかなか休まない」,「休めない」,「休むことに後ろめたさを感じてしまう」と考える人が多く,職場に風邪を持ち込まない人はわずか1割程度しかいないという結果になった.

 

風邪による生産性の損失について,グラクソ・スミスクライン株式会社の平均44,270円とライオン株式会社の平均21,720円は大きく異なっています.これは,調査対象がそれぞれ「20~39歳の男女208人(有職者)」,「20〜50代の男女1,000人(有職者)」と異なる点が影響しているかもしれません.また,質問の仕方がそれぞれ「風邪の症状が始まり回復するまで,あなたの仕事がはかどらなかったことによる生産性の低下は金額にしていくらの損失になったと思いますか?」、「あなたが風邪をひいた時,損したと思う金額はいくらですか?」と異なる点も影響している可能性があります.前者の質問の方が,風邪の症状の始まりから回復するまでと,より具体的な期間を指定しているため,後者の質問よりも長い期間の損失額を回答した可能性があります.
 また,これらの結果から,ビジネスパーソンは37度9分ぐらいの熱があっても風邪を理由に仕事を休みにくく,そのことが職場に風邪を持ち込む原因になっており,職場では自ら積極的に風邪を予防することが重要であると考えられます.

 

参考リンク:

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